長崎県島原半島にある南島原を観光したことはありますか?
南島原は“島原の乱”でも有名な町で、歴史と関係のある観光スポットも数多くあります。
島原の乱とは「天草一揆」とも言われる歴史上の出来事です。
天草四郎と数にして数万人のキリシタンや農民が幕府に反抗した悲劇として語り継がれています。
今回は、そんな南島原で是非とも訪れたい観光スポットを10個ピックアップ!
目次
長崎・南島原市の観光スポット10選
出典:4travel
南島原には素敵な観光スポットがたくさん!
歴史的な名所や豊かな自然を満喫できるところなど、南島原の魅力的な観光スポットを一挙にご紹介いたします。
南島原市観光1:南島原イルカウォッチング
イルカと近くで触れ合うことのできる「南島原イルカウォッチング」は必見です。
早崎海峡に生息する野生のイルカは約200頭と言われ、かなりの高確率で遭遇できます。
野生に生きるイルカたちを見る体験なので、餌付けはできません。
しかし、より近くにイルカを見られる機会はレアですので、楽しめること間違いなし!
イルカに会いに行くと言ってもその日の天候やイルカの場所、波の高さによってイルカたちが出てくる場所が違うのもポイント。
群れをなして行動していたり、ジャンプする姿など自然のイルカたちの生活を目の当たりにできます。
南島原の観光では是非とも楽しみたい体験です。
参考記事:長崎県島原イルカウォッチング
◎ネット予約OK!イルカウォッチング体験はこちら↓
南島原市観光2:原城跡(はらじょうせき)
出典:4travel
冒頭にも触れたとおり南島原市といえば「島原の乱」をイメージさせられます。
原城跡は島原の乱と深い関わりのあったお城の跡です。
今は南島原の観光スポットの一つとして広く知られています。
1496年、原城は有馬貴純によって築城されました。
周りは有明海に包まれているため、いわば天然の要塞が築き上げられているような状態でした。
しかしながら、江戸幕府による一国一城令(※分かりやすくいえば今で言うところのリストラ。徳川氏が気に入らない国のお城を次々に壊していきました)によって原城は廃城。
のちに島原城というお城が出来上がりました。
歴史的に衝撃の走った出来事・島原の乱は原城が無くなった後の1637年に起こります。
その後、南島原市の原城跡は昭和13年5月30日には国の史跡文化財に指定。
さらに2018年7月には世界文化遺産の構成資産として原城跡が認められました。
今日では南島原の有名観光スポットとなっています。
所在地 | 長崎県南島原市南有馬町 |
アクセス | 島鉄バス:原城前バス停より徒歩15分。 国道251号線沿い、南有馬町にはいると案内あり |
電話番号 | 0957-76-1800 |
定休日 | 無休 |
営業時間 | 24時間 |
料金 | 無料 |
南島原市観光3:土石流被災家屋保存公園(どせきりゅうひさいかおくほぞんこうえん)
出典:4travel
南島原の「土石流被災家屋保存公園」は道の駅「みずなし本陣ふかえ」の近くにあります。
観光サイトの口コミにも「行ったほうがいい」という声が多く寄せられています。
土砂に屋根まで深く埋まってしまった家屋は、平成4年8月8〜14日に起こった土石流が原因です。
当初の痛々しい様子を留めたまま保存されており、その数11棟に及びます。
土石流がいかに被害をもたらしたのか、目で学ぶとともに防災事業の大切さを実感できます。
南島原には楽しい観光スポットも多くありますが、その歴史を学べばより深い観光体験を味わうことができるでしょう。
所在地 | 長崎県南島原市深江町丁6077番地(道の駅みずなし本陣ふかえ横) |
アクセス | 島原外港から車で10分 |
電話番号 | 0957-72-7222 |
定休日 | 年中無休 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
料金 | 無料 |
南島原市観光4:有馬キリシタン遺産記念館(ありまキリシタンいさんきねんかん)
出典:4travel
先ほど原城跡の紹介で世界文化遺産の構成資産に認定されたことを挙げましたが、南島原の有馬キリシタン記念館もその1つです。
長崎でのキリスト教徒=キリシタンはどんな人たちなのかを知ることができるとともに、天草四郎とキリシタンが籠城した「島原の乱」についても学べる観光スポットです。
所在地 | 長崎県南島原市南有馬町乙1395番地 |
アクセス | 南島原市役所から車で約15分 |
電話番号 | 0957-85-3217 |
定休日 | 木曜日 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
料金 | 大人:300円/高校生:200円/小・中学生:150円 |
南島原市観光5:原城温泉 真砂(はらじょうおんせん まさご)
出典:4travel
南島原の「真砂(まさご)」は原城の近くにある温泉です。
この温泉は大正11年に起こった地震によって突如として出現し、今では地元客や観光客で賑わいます。
泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病などの効能があります。
女性に嬉しい”美肌効果”がある温泉なので、一度入ってみてはいかがですか?
所在地 | 長崎県南島原市南有馬町丁133 |
アクセス | 長崎空港から車で約95分、島原市内から車で約45分 |
電話番号 | 0957-85-3155 |
定休日 | 年中無休 |
営業時間 | レストラン 12:00~15:00(OS14:30) 温泉入浴 9:00~21:00 |
入浴料金 | 大人:500円(お得な回数券11枚綴り:5,000円) 中学生・小学生:200円 小学生未満:無料 |
南島原市観光6:仁田峠第二展望所(にたとうげだいにてんぼうじょ)
出典:4travel
仁田峠は島原半島の真ん中に位置している峠で、展望所が設置されています。
四季ごとに南島原の美しい景色がみられ、春はツツジ、秋は紅葉が一面に咲き誇る様子が圧巻です。
寒さを感じられる冬には霧氷が見られることも!
シーズン問わず楽しめる観光スポットです。
第二展望所からは平成新山が目の前に迫ってくるように見られます。
さらに仁田峠には周辺に車を停めるスペースがあって、標高1,333mの妙見岳まで雲仙ロープウェイを使えば気軽に登頂が可能です。
ロープウェイは片道たったの3分、海抜1,300mの空中散歩を楽しんでみませんか?
所在地 | 長崎県雲仙市小浜町雲仙 |
アクセス | R諌早駅―(バス80分)―雲仙お山の情報館―(乗合いタクシー20分)―仁田峠 高速諫早インターから車で90分 |
電話番号 | 0957-73-3434 |
定休日 | 無休 |
営業時間 | 24時間 |
料金 | 無料 |
南島原市観光7:谷水棚田(たにみずたなだ)
出典:九州旅ネット
南島原市をはじめとする島原半島には数々の棚田が見られます。
島原半島には平地が少なく、限られた耕地を効率的に使うために石垣を積み重ね水田による耕作が行われているのです。
その景色は美しく、田植えの季節などは南島原の観光客や地元の写真家が訪れます。
シーズンごとに収穫されている作物は、春季ならばれいしょ、夏〜秋には水稲の姿が見られます。
中でも南島原地区でおよそ230枚の田が重なっている谷水棚田は有名です。
第5回美しい日本のむらコンテストで「農林水産大臣賞」を受賞、日本の棚田100選にも選定されました。
所在地 | 長崎県南島原市南有馬町白木野名谷水 |
電話番号 | 050-3381-5172 |
南島原市観光8:旧大野木場小学校
出典:4travel
1991年(平成3年)9月15日、18時54分大火砕流の熱風によって全焼した校舎が当時のまま保存されています。
現在校舎内に入ることはできませんが、グラウンドから校舎を見学して観光できます。
旧大野木場小学校に隣接する情報センター(国土交通省所管の大野木場砂防みらい館)には噴火の記録を残したパネル、小学校の被災品などが見られ、災害の爪痕を感じさせるスポットです。
南島原ではすでに使われていない学校のため、グラウンドをはじめとする各場所では配水整備が整っていません。
非常にぬかるみやすいため、雨天時の観光には要注意。
所在地 | 長崎県南島原市深江町戊2100-1 |
アクセス | 島原外港から車で15分 |
電話番号 | 0957-72-2499 |
料金 | 無料 |
南島原市観光9:原山ドルメン
出典:ウェブリブログ
国の指定史跡にも指定されている「支石墓」が見られる場所です。
ドルメンはフランス語で、ドル=卓、メン=石を意味します。
支石墓を作った「原山人」が活動していたのは紀元前4世紀ごろと言われています。
原山ドルメンは昭和31年、35年の2回にわたって学術調査が行われ、以下の5つのことがわかっています。
- 外側の形は北九州で見られる石墓と同じ系統であるものの、内部の様子が異なる
- 土壙(どこう、土を掘って穴を作り、その穴に遺体を埋めたところ)もあるが、大半は原山のみで見られる箱式石棺で、その規模は小さいものである
- 縄文時代の葬儀の文化で見られる屈葬である
- 立地条件が標高250mの高原に当たる
- 100基を超える集団墓地で、日本国内では最も古く大きな支石墓群である
今日でも貴重な遺跡であるとして南島原で大切にされており、観光客も訪れています。
所在地 | 長崎県南島原市北有馬町原山 |
アクセス | 諫早ICから車で約70分 |
電話番号 | 050-3381-5083 (南島原市商工観光課) |
南島原市観光10:鮎帰りの滝
出典:4travel
南島原で自然の魅力を体感したい人はぜひ行くべきなのが「鮎帰りの滝」と呼ばれる滝です。
シーズンによって水量が異なり、度々見え方が変わる滝として有名です。
かつて鮎帰りの滝を訪れた絵描きがあまりにも美しすぎて絵にあらわしきれず、筆を折って帰ってしまったという逸話もあります。
近くには南島原の名物とも言われる「そうめん流し」が体験できるお茶屋さんもあるので、夏の暑い時期に滝を見て涼んだ後、美味しいおそうめんを食べるのもいいですね!
所在地 | 長崎県南島原市有家町尾上 |
南島原市の観光スポットまとめ
いかがでしたか?
原城跡やイルカウォッチング、有馬キリシタン遺産記念館など、南島原の素敵な観光スポット10選をご紹介しました。
南島原は温泉や棚田といった自然を満喫できる場所もあり、長崎の一押し観光エリアです。
長崎ツアーズではイルカウォッチングプランをご提供していますので、南島原を訪れる際はぜひ体験してみてくださいね!
◎ネット予約OK!南島原イルカウォッチングはこちら↓
また南島原市で体験する流しそうめんプランも近日公開予定です。
そうめんを流す竹がセットされた状態からはじめる手軽なプランに加えて、実際に自分たちで竹を切り、加工するところから体験できるアウトドアプランもご用意いたします!
夏休みの思い出になることまちがいなしですね♪