長崎県長崎市にある人工島「軍艦島」。
長崎市街地から船で約40分のところに位置しており、現在は無人島になっています。
鉄筋コンクリート造の建物で覆われた軍艦島は、日本の近代化の歴史が残るスポットとして2015年に世界遺産登録されました。
その軍艦島を専用クルーズ船で訪れる「軍艦島クルーズ」が大人気!!
観光客はもちろん、長崎に住んでいる人も多くの方が軍艦島クルーズに参加しています。
この記事では、軍艦島クルーズの概要と楽しみ方をご紹介いたします。
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長崎の軍艦島クルーズってどんな体験?
出典:軍艦島上陸クルーズ
今でこそ無人島になっている軍艦島ですが、その最盛期には5,000人以上の人々が暮らす都市的な島でした。
人口密度は当時の東京都区部の約9倍を誇り、世界でも類を見ない人口集中地区であったと言われています。
軍艦島の概要
軍艦島の歴史は江戸時代にさかのぼります。
江戸時代の後期に軍艦島近海で石炭が発見され、これがきっかけで軍艦島の開発が決まりました。
実際に開発が始まったのは1870年(明治3年)のことで、本格的な操業は1890年(明治23年)から始まりました。
それから1974年の閉山まで、軍艦島で採掘される石炭は日本の近代化を支えました。
ちなみに、軍艦島の正式名称は「端島(はしま)」と言います。
これは島を遠くから見た姿が軍艦「土佐」に似ていることに由来します。
元島民による特別ガイドが醍醐味
2019年6月現在、軍艦島クルーズを実施している会社は4つあります。
なかでも「軍艦島コンシェルジュ」は、当時軍艦島で暮らしていた元島民の方が専属ガイドを務めています。
実際の体験を元にリアルな話が聞けるため、軍艦島の歴史に興味がある人には特にオススメです。
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軍艦島クルーズでは、長崎市街地の港からクルーズ船に乗って軍艦島を目指します。
2019年7月現在では、世界遺産の軍艦島に上陸できる唯一の方法が軍艦島クルーズです。
クルーズ船は毎日2回、午前・午後に運行しており、上陸ツアーを含めた体験時間は約3時間です。
3歳の未就学児からご参加OKなので、家族旅行はもちろんお友達同士やカップルの方にもオススメの体験です。
軍艦島クルーズの流れ
集合場所で受付・軍艦島クルーズへ出発
まずは長崎市街地の集合場所へ向かいましょう。
集合場所に着いたら受付を済ませて、クルーズ船へ乗り込みます。
長崎港から軍艦島までは片道約40分。窓際の景色がよい席がオススメです。
なるべく早く受付を済ませて、よい席を取っておきましょう。
長崎港から軍艦島へ向かう途中には、三菱重工長崎造船所のドッグ(船を造る工場)や長崎港の入り口に架けられた「女神大橋」など、見どころがたくさんあります。
船内では軍艦島に関するDVDが放映されたり、クルーズ船に同乗しているガイドが好奇心を刺激するおもしろい話をしてくれます。
ドルフィン桟橋から軍艦島に上陸!
出典:4travel
いよいよ軍艦島へ到着!
まずは軍艦島の周りをゆっくり周回して、島の全体を眺めます。
軍艦島は立入禁止となっている区域が多いため、この周回のときに鉄筋コンクリートのビル群などを海上から観察しましょう。
島が軍艦「土佐」に見えるポイントも通ります。撮影チャンスを逃さず記念写真を撮ってくださいね♪
出典:4travel
島を周回した後、軍艦島へ上陸します。
上陸している時間は1時間ほど。ガイドの方が軍艦島が栄えていた頃の暮らしぶりなどを話してくれます。
安全に気をつけて、島内の見どころをまわっていきましょう。
軍艦島上陸ツアー:第1見学広場
出典:4travel
上陸ツアーのスタートは「第1見学広場」です。
ドルフィン桟橋から歩いてすぐの場所にあり、端島小中学校や炭坑で働いていた作業員たちの住居が見学できます。
なかでもアパート65号棟は300を超える世帯が暮らしており、島内で最大の建造物でした。
アパートの中庭には児童公園があり、屋上には保育園があったというから驚きです。
軍艦島で採れる石炭は福岡の八幡製鉄所などに送られて、日本の軍事や鉄鋼業に使われました。
このアパート65号棟は「報国寮」と呼ばれていたそうです。
このほかにも、石炭を掘るために造られた深さ60mの堅坑(たてこう)と呼ばれるエレベーターの跡や、石炭を運んだベルトコンベアーの支柱などが見学できます。
軍艦島上陸ツアー:第2見学広場
出典:4travel
第1見学広場から少し歩いたところにあるのが「第2見学広場」です。
ここでは三菱の職員館といった中枢の役割を担っていた建物が見られます。
軍艦島に4つある堅坑(たてこう)のうち、唯一現在まで残っている「第二坑口」が見学できます。
軍艦島上陸ツアー:第3見学広場
出典:4travel
第2見学広場から1分ほど歩くと、島の端にある「第3見学広場」に到着します。
この付近には鉄筋コンクリート造のアパート群があり、当時の島民の暮らしを知る生活エリアが見学できます。
第3見学広場から見える30号棟アパートは日本最古の7階建て鉄筋コンクリート造アパートです。
130〜145もの部屋があり、間取りは全て「1K」=「6畳と竈(かまど)」。
広場のすぐ近くにはプールの跡があります。
島の周囲は潮の流れが速いため、島内のプールに海水を引いて子どもたちは泳いでいたそうです。
軍艦島クルーズの予約方法
軍艦島クルーズは人気の観光ツアーなので、事前予約がオススメです。
旅行の計画を立てるときに予約しておくことで、余裕をもって長崎観光が楽しめます!
長崎ツアーズでは軍艦島クルーズのネット予約を受け付けています。
「ハウステンボスから向かう場合はどうしたらいい…?」「参加するときの持ち物・服装は?」など、電話・メール・LINEでお問い合わせOK!
軍艦島クルーズなら長崎ツアーズにおまかせください。
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軍艦島クルーズの比較
長崎ツアーズでは、軍艦島コンシェルジュのクルーズプランをオススメしています。
オススメ理由1:上陸率が高い
軍艦島には防波堤が無いため、波の影響を直に受けます。
軍艦島への上陸はとても難しいのですが、なんと軍艦島コンシェルジュの上陸率は94.7%!
ほとんど全ての方が軍艦島に上陸して見学ツアーを体験できています。
せっかくの長崎旅行では、見どころを余すところなく楽しみたいですよね。
そんな方には軍艦島コンシェルジュのクルーズプランが一番のオススメです!
オススメ理由2:船酔いしにくい
軍艦島クルーズは船酔い対策が大事です。
軍艦島が長崎港の外側にあるため、どうしても波が高くなります。
軍艦島コンシェルジュの専用クルーズ船「ジュピター」は、船酔いしにくい構造になっています!
ジュピターには「ジャイロスタビライザー」という装置が備え付けられています。
この装置のおかげで、船の横揺れを最大90%以上も軽減できるんです!
「軍艦島に行きたいけど船酔いが心配…」という方はぜひ軍艦島コンシェルジュの専用船「ジュピター」をお選びください。
オススメ理由3:軍艦島デジタルミュージアムの入場料が半額
軍艦島デジタルミュージアムは、軍艦島を最新のデジタル技術で体感できる施設です。
現在の軍艦島の姿を3Dで再現した「軍艦島3D散歩」や立入禁止区域をVRで体験する「軍艦島VR」、当時の島民たちが現実世界に飛び出してくる「MRホロレンズ体験」など最新のコンテンツが楽しめます。
軍艦島コンシェルジュの軍艦島クルーズに参加した方は、このデジタルミュージアムの入場料が半額!
あらかじめミュージアムで軍艦島について知っておくことで、上陸後のツアーがもっと刺激的な体験になるでしょう。
長崎県で軍艦島クルーズを楽しもう!
いかがでしたか?
長崎観光の新定番・軍艦島クルーズ!
長崎に訪れたら必ず体験しておきたい大人気のツアーです。
軍艦島の上陸後はもちろん、クルージング中も海上から眺める長崎の街並みはとても美しいです。
ぜひ長崎へお越しの際は軍艦島クルーズをおたのしみください!